リードリレーの用途は、半導体や電磁式のアーマチュア型リレーといった他の小型スイッチングデバイスとの厳しい競争があるにもかかわらず、毎年成長し続けている。リードリレーの接点は気密封止されているため、フェムトアンペアやナノボルトという極めて低いレベルの信号でもスイッチングできる。電磁式リレー
ではこれができない。気密封止されておらず、接点にポリマーフィルムが蓄積してしまい、導通が起こる前にこの層を破るための電圧アークが必要になるからだ。同様に、半導体には容量、漏れ電流、半導体オフセットといった要素があり、低電圧・低電流のスイッチングや検出を明確に制限してしまう。
また、電磁式リレーは、よくても動作回数が数百万回程度までしかスイッチングできない。アーマチュアは支点を中心に動くため摩耗が発生し、寿命が短くなる。
リードスイッチには摩耗する部品がないため、信号条件下では数十億回の動作まで、故障のない動作でスイッチングできる。リードリレーは、低く安定した接触抵抗、低容量、
高絶縁抵抗、長寿命、小型サイズが求められるスイッチング用途に理想的だ。高周波(RF)のスイッチング、超高電圧スイッチング、極低電圧または低電流のスイッチングといった特殊要件でも、リードリレーはやはり理想的だ。
リードリレーの特長
- 長寿命(109回動作)
- 最大8極までのマルチポール構成
- Form A(a接点:通常開スイッチング)
- Form B(b接点:通常閉スイッチング)
- Form C(1極双投:通常閉接点が、通常開が導通する前に遮断)
- Form D(1極双投:通常開接点が、通常閉が遮断する前に導通)
- Form E(ラッチング – 双安定状態スイッチング)
- 低接触抵抗(50ミリオーム未満)
- 高絶縁抵抗(1014オーム超)
- 最大10,000ボルトまでスイッチング可能
- 高い電流搬送能力
- 10ナノボルト程度の低い信号でもスイッチング/搬送可能
- フェムトアンペア領域の信号でもスイッチング/搬送可能
- 最大10ギガヘルツまでの信号をスイッチング/搬送可能
- 動作時間は100μs~300 μsの範囲
- 動作温度:–55~100°C
- 空気、水、真空、油、燃料、粉じんを含む雰囲気など、あらゆる種類の環境で動作可能
- 最大200 Gsまでの衝撃に耐えられる
- 50 Hz~2,000 Hzで最大30 Gsまでの振動環境に耐えられる
- 現在は非常に小型サイズも利用可能
- 自動挿入可能
- 標準ピン配置
- 豊富なパッケージ形状を用意
- 豊富なリードスイッチのオプションを用意
- 豊富なコイル抵抗バリエーション
- リレーは電流モードまたは電圧モードで駆動可能
- 当社の多くのリレーでUL、CSA、EN60950、VDE、BABT 223ZV5の認証取得
- 当社の多くのリレーで磁気シールドを用意